ナポリの美味しい料理! アッラ・カチャトーラ

 アッラ・カチャトーラ


アッラ・カチャトーラ

ナポリの美味しい料理のひとつ、カチャトーラです。  

鶏肉を玉葱とトマトだけで煮込むとてもシンプルな料理です。 

 別名『狩人風』とも呼ばれます。 

 狩人が山や森で野鳥を狩ってきて、手軽にあるトマトを使って作ったのがこの名前の始まりだとも言われています。 

 この料理は、鶏肉をオリーブオイルでソテーし、トマト、玉葱、白ワイン、塩でグツグツ煮込んで出来上がりです。 

 グツグツと煮込んでフンワリ柔らかくなった鶏肉に、トマトから滲み出たジューシーなソースがしみ込み、鶏肉の旨味とトマトの酸味と甘味を口の中で一度に味わうことができます。 


そういえば、狩人風と似た料理も日本にもありますよね。

鍬焼きです。


鍬焼き


狩人では無いのですが、大昔に山で農業を営む方が山鳥を見つけてこれを獲り、調理をしたのが始まりだと言われています。

調理しようにも鍋等の調理器具は持ち合わせていないので、そのかわりに農機具の鋤を使って作ったのがこの料理の始まりで名前の由来であるという説があります。


イタリアと日本。

職業の違いはありますが、似た感じのエピソードですよね!




材料(2人分) 


  • 鶏モモ肉や手羽元等の部位・・・250グラム 

  • トマト・・・100グラム 

  • ミニトマト・・・5個 

  • タマネギ・・・中0.5個 

  • 白ワイン・・・30ml 

  • スイートバジルの葉・・・8枚 

  • 塩・・・適量 

  • EX・ヴァージン・オリーブオイル・・・30ml 




作り方 


  1. 鶏もも肉は一口大に切り、手羽元等の部位に塩を振り掛けます。 

  2. フライパンにEX・ヴァージン・オリーブオイルをひいて熱し、鶏肉を入れて両面に焼き色を付けます。 

  3. 薄切りにした玉葱を入れて炒め、しんなりとしてきたら白ワインを注いで、アルコールを飛ばします。 

  4. ざく切りにしたトマトとヘタだけを取り除いたミニトマトとバジルの葉を加えて、全体のスープが無くなる程度まで弱火でコトコト煮込みます。 

  5. 塩で味付けをして出来上がりです。 器に盛りつけてスイートバジルの葉を散らすと、風味がより一層引き立ちます。




食材の旬


  • トマト:6~8月(露地栽培)

  • 玉ねぎ:3~4月(様々な品種がありますので旬はほぼ一年中といえますが、新玉ねぎはこの時期となります)

  • バジル:7~10月

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