フランスの貴婦人という名の料理 真鯛のボンファム

真鯛のボンファム


真鯛のボンファム


白身魚の旨味を溶かし込んだ、コクのあるクリームソースの魚料理です。 

泡立てた生クリームを加えて、フンワリとしたソフトで軽い口当たりをもたせたソースが特徴です。 

この料理は古典的なフランス料理で、舌平目を使ったものが有名です。 

ボンファムとは『良妻』、『貴婦人』という意味だそうです。 

白身魚と白いソース、まさに『白いドレス姿の貴婦人』を想わせる料理ですよね!




材料(2人分)


  • 真鯛の切り身・・・200グラム

  • マッシュルーム・・・60グラム

  • みじん切りにしたエシャロット・・・小さじ1杯

  • 白ワイン・・・大さじ4杯

  • 生クリーム・・・80ml

  • バター・・・10グラム

  • 卵黄・・・1個分

  • 塩・・・適量

  • ホワイトペッパー・・・適量

  • みじん切りにしたイタリアンパセリ




代用食品


上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。

家にある食材を使って作ってみてください!

なにか新しい発見があるかもしれません!


  • 真鯛の代用・・・カレイ、ヒラメ、スズキ、甘鯛、舌平目等の白身魚

  • エシャロットの代用・・・玉ねぎ

  • ホワイトペッパーの代用・・・ブラックペッパー




作り方


  1. バットにバターを塗り、スライスしたマッシュルームとみじん切りにしたイタリアンパセリを敷き、魚を置きます。 

  2. その上に、さらにスライスしたマッシュルームを散らします。
     
  3. 魚の上からホワイトペッパーと白ワインを振り掛け、220度に温めたオーブンで10分程度焼きます。 

  4. 焼けてバットに溜まった焼き汁は、こし器でこして取っておきます。 

  5. 焼き汁を鍋に入れて煮詰め、生クリームを加えて泡立て器でかき混ぜ、さらに煮詰めます。

  6. バターを少しずつ加えながら、泡立て器でかき混ぜます。
     
  7. 卵黄を加えて手早く混ぜ合わせ、ホイップした生クリームを加え、軽く混ぜ合わせます。 

  8. ソースの味見をして、足りなければ塩で調整します。 

  9. 魚にソースを掛けて出来上がりです。 


更に料理をレストラン並みの見た目と味わいにするために家にバーナーがあれば、ソースの表面を加熱して香ばしい焼き色を付けます。 

レストランでは最後の仕上げに、この焼き色を付けます。




食材の旬


  • 真鯛:2~6月(最大の旬は産卵期直前の桜の咲く頃と言われ、この時期の真鯛は『桜鯛』とも言われます)

  • エシャロット:輸入品は年中ありますが、国内の路地栽培の場合は7~10月

  • イタリアンパセリ:6~8月

  • マッシュルーム:10~12月(市場に出回る殆どが人工栽培のため、実質旬はありません)

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