フランスの鍋料理 オックステールのポトフ

オックステールのポトフ


オックステールのポトフ


ポトフは、家庭料理の1つでもありますので、特に決まったレシピや食材は無く、地域や家庭によって様々なレシピが存在するそうです。 

今回は、ゼラチン質をタップリと含んだオックステールを使っています。 

約4時間じっくりと煮込みました。 

作り方自体は簡単なのですが、時間が掛かります。 

フランスの伝統の味なのだそうです。 




ポトフ


ポトフは、フランス語では『pot-au-feu』と書きますが、『pot』は鍋や壺を意味し、『feu』は火を意味しているそうです。 

『火に掛けた鍋』ということで、特に寒い時に食べたい料理ですよね。 




オックステール



牛の尾の部分です。

食材としての名称になります。

オックステールはかつてはオックス(農耕去勢牛:精巣を除去された雄牛)の尾のみを意味していましたが、現在ではではその他の牛の尾も指すということです。


ちなみに牛はオックスのように様々な呼び方があります。

  • オックス(ox):去勢した雄牛

  • ブル(bull):去勢していない雄牛

  • カウ(cow):雌牛、乳牛

  • カフ(calf):仔牛

牛は肉もミルクも重要な食料であるので細かに分類されていますね!




材料(2人分) 


  • オックステール・・・500グラム 

  • ポワロー・・・0.5本 

  • ニンジン・・・1本 

  • タマネギ・・・1/4個 

  • 蕪・・・1個 

  • セロリ・・・1本 

  • サヤインゲン・・・8本 

  • 塩・・・10グラム 




代用食品


上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。

家にある食材を使って作ってみてください!

なにか新しい発見があるかもしれません!


  • サヤインゲンの代用:スナップエンドウ、サヤエンドウ、オクラ、アスパラガス

  • 蕪の代用:冬瓜、大根

  • ポワローの代用:長ネギ




作り方 


  1. 鍋に水2リットルとオックステールを入れて強火で沸騰させます。 

  2. 沸騰してきたら、弱火にしてアクを取り除きます。 

  3. 水を加えて、煮立てて、弱火にしてアクを取り除くを何度も繰り返します。(1時間くらい繰り返します) 弱火で煮込んでいって、2時間経過した頃にタマネギと塩を入れます。 

  4. 3時間経過した頃にポワローまたは長ネギ、人参、蕪、セロリを入れて弱火で煮込みます。 

  5. その45分後にインゲンを入れます。 

  6. そして4時間たったら出来上がりです。 

  7. 肉や野菜は取り出して器に盛り、鍋に残った煮汁はスープとして頂きます。 

  8. 肉や野菜はマスタードや塩(砕いた黒粒胡椒、塩、みじん切りにしたパセリを混ぜ合わせたもの)をペタペタと付けて頂きます。 




食材の旬 


  • 長ネギ:12~2月 

  • ニンジン:9~12月(西洋ニンジン)、11~2月(東洋ニンジン) 

  • タマネギ:一般的な玉ねぎは通年、新玉ねぎは春 

  • 蕪:11~1月 

  • セロリ:通年(ハウス栽培の静岡産)、5~10月(長野産)、ミニセロリ(通年)、6月~10月(芹菜)、ホワイトセロリ(通年) 

  • サヤインゲン:6~9月

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