葱油鶏
鮮魚を使った『清蒸鮮魚』の鶏肉バージョンのような感じの料理ですね。
この料理、葱と鶏もも肉を一緒に食べるのですが、シャッキリとした葱に熱々の油をジュージューとかけ回すんですね。
その弾ける音を聞くと、それに負けず劣らず私のお腹はグーグーと音を立てて鳴りだし、直後に漂ってくる焦げた醤油と葱と生姜の芳ばしい香りのハーモニーが堪らないんですよね。
食べ始める前から嗅覚と聴覚を刺激してくるという食欲をそそる一品です。
紹興酒と共に頂きたいですね!
ちなみに清蒸鮮魚は、中国では料理店にもあるのですが家庭料理でもあります。
家庭料理だけあってレシピも作り方もシンプルで安価に作ることができます。
それが日本の中国料理店のメニューで出すとなると一気に高級料理となってしまいます。
大抵のメニュー表には時価と記載されていることが多いですね。
クエにハタ等の高級な魚を使って作っている場合が多く、その日によって仕入れの価格が変化している場合があるからなんですよね。
材料(2人分)
- 鶏もも肉・・・0.5枚
- 塩(鶏肉まぶし用)・・・少量
- 鶏ガラスープ(蒸し用)・・・200ml
- 長ネギの青い部分(蒸し用)・・・0.5本
- ショウガの薄切り(蒸し用)・・・少量
- ニンジンの薄切り(蒸し用)・・・少量
- ざく切りにしたセロリの葉(蒸し用)・・・少量
- 薄切りにしたタマネギ(蒸し用)・・・少量
- イタリアンパセリ(蒸し用)・・・少量
- 紹興酒(蒸し用)・・・大さじ1杯
- 塩(蒸し用)・・・小さじ1杯
- 長ネギの白い部分(トッピング用)・・・1/4本
- 千切りにしたショウガ(トッピング用)・・・少量
- 醤油(トッピング用)・・・大さじ0.5杯
- 塩(トッピング用)・・・少量
- 胡椒(トッピング用)・・・少量
- ピーナッツオイル・・・大さじ1杯
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- セロリの代用:フェンネル、パクチー、大葉、三つ葉
- イタリアンパセリの代用:パセリ、バジル
- 紹興酒の代用:日本酒
- ピーナッツオイルの代用:胡麻油
作り方
- 鶏もも肉に塩を振って30分程度置いておきます。
- 鶏もも肉を熱湯にサッとくぐらせて、バットに広げます。
- 鍋に鶏ガラスープ、長ネギの青い部分、薄切りにした生姜、薄切りにしたタマネギ、薄切りにしたニンジン、ざく切りにしたセロリの葉、イタリアンパセリ、紹興酒、塩を入れて沸騰させます。
- それらを鶏もも肉を広げているバットに注ぎ込み、蒸し器で鶏もも肉に完全に火が通るまで蒸します。
- 蒸し上がったらバットごと冷やします。
- 完全に冷めたら、鶏もも肉を取り出し、一口大に切り分け、お皿に盛り付けます。
- 長ネギの白い部分を縦半分に切って斜め薄切りにした長ネギと千切りにした生姜をボウルに入れ、醤油、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせます。
- ピーナッツオイルを中華鍋等で高温になるまで熱し、ボウルに入っている葱と生姜の上からまんべんなくかけ回し、手早く混ぜ合わせます。
- お皿に盛った鶏もも肉の上に、葱と生姜と油を混ぜ合わせたものをのせて、出来上がりです。
食材の旬
- セロリ:通年(ハウス栽培の静岡産)、5~10月(長野産)、ミニセロリ(通年)、6月~10月(芹菜)、ホワイトセロリ(通年)
- 長ネギ:12~2月
- ニンジン:9~12月(西洋ニンジン)、11~2月(東洋ニンジン)
- イタリアンパセリ:3~5月、9~11月
- 生姜:6~8月(新生姜)、9~11月(根生姜)
- 玉葱:通年(普通の玉葱)、3~5月(新玉葱)
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