帆立貝柱のカルパッチョ
カルパッチョはイタリアの代表的な料理なのですが、元々は生の魚介類を使っていなかったんですよね。
オリジナルは、生の牛ヒレ肉を薄く切って作っていました。
生の魚介類を使うというアイディアは日本で生まれ、それが大好評。
現在ではイタリアに逆輸入されるかたちとなって、食べられているそうです。
帆立貝はイタリアではあまりポピュラーな食材では無いのですが、刺身用の新鮮で美味しそうなものがスーパーで売っていたので、ちょっぴり和風テイストなカルパッチョに仕上げてみました。
火を使わないので、お手軽に作る事ができますよ!
和風テイストということでレモンは使わずにスダチを使いました。
あと、カボスやユズを使って作ってみても色々な風味や味わいが楽しめて面白いと思います。
スダチとカボスとユズ
スダチ
徳島県の特産物(主な産地は神山町、佐那河内村、阿南市)で、9割以上が徳島県で生産されています。
ゴルフボールくらいの大きさで、切ると清々しい香りがあるのが特徴です。
『スダチ』という名前の由来は、『酸っぱい橘』という意味だそうです。
『スダチ』の『ス』の部分が『酸っぱい』で、『ダチ(タチ)』の部分が『橘(タチバナ)』を冠しているのだそうです。
カボス
大分県の特産物(主な産地は臼杵市、竹田市、豊後大野市、国東市)で9割以上が大分県で生産されています。
テニスボールくらいの大きさで、切ると上品な酸味と香りがあるのが特徴です。
『カボス』という名前の由来はよく分かっていないのだそうです。(1603年頃発行の『日葡辞書』には『Cabusu』の記載があり、1709年(宝永7年)に刊行された貝原益軒の大和本草に『カブス』についての記載があり、これが訛って『カボス』になったのではという説もあります。)
ユズ
原産地は中国の揚子江上流とされていますが、日本でも古くから各地で栽培されていました。
四国地方(高知県、徳島県、愛媛県)の3県でユズの8割近くを占めています。
ソフトボールくらいの大きさで、切ると香気が高く、果汁は酸味が強いのが特徴です。
『柚(ゆず)』という名前の由来は、中国語の『柚(you4)』から平安時代に日本で『ユ』と呼ばれるようになり、江戸時代以降に『ユズ』と呼ばれるようになったそうです。
材料(2人分)
- 帆立貝柱・・・6個
- イクラ・・・適量
- イタリアンパセリ・・・少量
- 塩・・・適量
- 胡椒・・・適量
- エシャロット・・・少量
- 和からし・・・5グラム
- スダチ・・・大さじ1杯
- EX・ヴァージン・オリーブオイル・・・40ml
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- スダチの代用:カボス、柚子、レモン
- イタリアンパセリの代用:大葉、バジル、三つ葉、チャービル
- エシャロットの代用:玉ねぎ
- イクラの代用:鱒子、キャビア、ランプフィッシュ、タラコ、明太子、トンブリ、飛子
作り方
- 帆立貝柱は横半分に切り、皿の上に並べて塩胡椒をします。
- ボウルにみじん切りにしたエシャロット、和からし、スダチの絞り汁、塩、胡椒を入れて、EX・ヴァージン・オリーブオイルを垂らしながら、泡立て器でかき混ぜ、ソースを作ります。
- 帆立貝柱の上からソースをかけ、イクラとイタリアンパセリを添えて出来上がりです。
食材の旬
- 帆立貝柱:5~7月
- エシャロット:7~10月(輸入物は通年)
- イタリアンパセリ:3~5月、9~11月
- スダチ:8~10月
- カボス:8~10月
- ユズ:8月(青ユズ)、11~1月(黄ユズ)
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