暑い日にも涼しげな見た目! 白いキノコのクリームスパゲッティ

白いキノコのクリームスパゲッティ


白いキノコのクリームスパゲッティ

11月に入ってだんだんと寒い日が多くなってきていますが、特に暑い日にオススメのメニューです。

暑い日には涼しげな見た目の料理を食べるというのも良いですよね。 

ホワイトマッシュルーム、ホワイト舞茸、ホワイトしめじを使って、スノーホワイトな感じに仕上げてみました。 

この料理、香り高いキノコにベーコンの旨味が加わって、コクのあるソースに仕上がっています。 

本当にキノコとクリームソースとの相性は抜群ですね! 

全てがホワイトだけに、ベーコンも北海道の『農家のホワイトミルクベーコン』を使って白色尽くめにしたかったのですが、残念ながらよく行くスーパーでは売っていなかったので断念し、一般的なベーコンを使用しました。




​​マッシュルーム​​



マッシュルームは英語で言うところの『キノコ』という意味合いになります。

マッシュルームはホワイト種、ブラウン種、クリーム種、オフホワイト種があります。

日本では傘が開く前の丸い形のものを主に食べますが、傘が開いたものももちろん食べることができ、フランス等では傘が開いたマッシュルームはポピュラーな食材となっています。

マッシュルーム栽培の試はヨーロッパから始まりましたが、日本は明治に入ってからでした。

サラダ等で使われるようになり日本での生産量が劇的に増えていくのは2010年頃からとなります。

キノコとしては珍しく生食として食べることのできるキノコでもあります。

マッシュルームが生食ができると言ってもその他のキノコ、例えば椎茸にしてもマツタケにしてもエリンギにしてもキノコ等は必ず加熱してから食べるようにしてください!




​​舞茸​​



一説によると、舞茸という名前は『見つけると舞うほどうれしい』と『カサの重なり具合がヒラヒラしていて舞っているように見える』と『祭事に使う舞茸は三度舞を舞ってから採る』という幾つもの説があるそうです。

舞茸の天然物は世界中の温帯地域に分布しており、日本でもほぼ全国で採ることができるそうです。

スーパーで売られている舞茸はほぼ人工栽培ですが、人工栽培に成功したのは1970年代で、その後広く知られるようになりました。

ちなみに『今昔物語集』にキノコを食べて舞い踊った女性たちから、そのキノコを舞茸と呼んだとの話があります。

舞茸は食べても踊ったりするような幻覚作用を引き起こすような成分は含まれておらず、今日では別のキノコを食べたのではないかと言われています。




​​シメジ​​


天然のホンシメジは希少(人工栽培が非常に困難)で殆ど市場には流通しておらず、スーパーで売られているシメジは人工栽培のブナシメジやヒラタケが主となっています。

初めてブナシメジの人工栽培が行われたのは長野県の1972年で、1978年になると 長野県で広範囲に広がっていきました。

ちなみに『香りマツタケ、味シメジ』という言葉がありますが、これはブナシメジやヒラタケのことでは無く、ホンシメジを指しています。

ホンシメジは、グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等の旨味成分が多く含まれているのでとても味が良く、また食感も良いのだそうですね。

天然のホンシメジ、食べたくなってきますがスーパーやデパートに行ってもまず売っていないのでマツタケ並に貴重な幻のキノコとなっています。

ホンシメジは以下のキノコですので、もし食べる機会がありましたらぜひ味わってみてください!





材料(2人分) ​​

  • 白い茸各種・・・各50グラム程度
  • 生クリーム・・・100ml
  • ベーコン・・・60グラム
  • ニンニク・・・2片
  • EX・ヴァージン・オリーブオイル・・・60ml
  • 粉チーズ・・・大さじ1杯
  • イタリアンパセリ・・・適量
  • パスタ・・・160グラム
  • 塩・・・適量 



作り方 ​

  1. パスタを茹で始めます。
  2. フライパンにEX・ヴァージン・オリーブオイルをひいて熱し、細切りにしたベーコンを弱火で炒めます。
  3. ベーコンがカリッとしてきたら、みじん切りにしたニンニクを加えて更に炒め、良い香りがしてきたら、お好みの食べやすい大きさに切ったキノコ(ホワイトマッシュルーム、ホワイト舞茸、ホワイトしめじ等)を加えて軽く火を通します。
  4. キノコがしんなりとしてきたら、生クリームを加えます。
  5. 一煮立ちさせたら、粉チーズ、バター、みじん切りにしたイタリアンパセリを加えます。
  6. 塩で味を調え、茹で上がったパスタを加え、混ぜ合わせてできあがりです。 


※クリームを煮詰めすぎると、重たい食感と味わいになるので、ひと煮立ちしたら火からはずすのがポイントです。 




食材の旬​

​ 

  • イタリアンパセリ:3~5月、9~11月
  • マッシュルーム:10~12月(殆どが人工栽培のため実質の旬はありません。)
  • しめじ:9~10月(殆どが人工栽培のため実質の旬はありません。)
  • 舞茸:9~10月(殆どが人工栽培のため実質の旬はありません。)
  • ニンニク:6~8月



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